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第一章 女装
女装序奏
学生たちにとって4月は新生活の始まり
新しい制服に身を通し過去のことは忘れて新生活へと身を乗り出す
僕にとっても4月は新生活の始まり
しかし僕にとって新生活は決して清々しいものではない

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ことの始まりは3月
卒業を終えた僕は浮かれていた
本当は浮かれていてはいけないのに
僕の家は貧乏で正直僕が高校に通うことになると今の生活を続けられるか不安になるほどだ
そんな中僕は浮かれていた
決して高額ではないが親戚から入学祝をもらったので
そのお金を使って以前から欲しかった本を買いに書店へと走っていた
書店が見えてきた時だった
僕の横を通る車から出てきた手に自分の身をひき寄せられ車の中へ身を投げ入れられた
そこで僕は衝撃を受け、気を失った

「・・・んっ」
視界が暗い
何かで目を覆われているようだ
「起きたようだな・・・」
誰かが僕に話しかけてきている
声は若い男性の声
この声に聴き覚えは・・・無い
「お前の家、金無いみてーだな」
(なんでそのことを!?いや、うちを見れば一目瞭然か・・・)
僕の家はいつ崩れてもおかしくないほどボロボロな家だ
「でな、そんな金が欲しいお前に良い話を持ってきた」
僕は話したかったが口をガムテープ?で覆われていたので話せなかった
「お前の顔を見てお前にしようと決めたんだ」

「お前、女装してあの高校を卒業しろ」


(・・・・!?)
女装だって?なんたって僕がそんなことを
「俺の親はお前の通う高校の理事長でな、お前が女装することは理事長含めた全教師が認知済み、女装がばれるまでは学校関連の出費は全部学校が負担する。もちろんこれも理事長の許可でな」
・・・怪しい話だけど信じて見る価値はあるかもしれない
「もし、この話、のってくれるなら3回頷け」
どうする・・・確かに全額負担は大きい。
しかしこの話に信頼性は無い。
「信用してねーみたいだな。なんならあとで理事長と話させてやろうか?」
僕は3回頷いた

そのあと
僕はその後理事長を合いこの話が本当かどうかを確認し
女子生徒用の制服をもらい家に帰った
僕の本名は「笹原勇喜」だが高校での名前は「笹原雪菜」となった
帰ったあと制服に身を通し鏡を見た
そこには一人の制服を来た女の子らしい人間しか映っていなかった
このとき初めて、中学の友達に「女の子っぽい顔してるな」って言われた理由が
わかった気がする
 
今回はエロなしでしたが
早めに出せるように努めたいと思います
この小説にアクセスしてくださった方ありがとうございます


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