高校生鷹匠(たかじょう)として活躍する佐賀県立武雄高校3年の石橋美里さんが4日夕、カラスの被害に悩む佐賀市中心部で駆除に挑んだところ、見事に追い払うことに成功した。定期的に威嚇することで、周辺に寄りつかなくなる効果が期待できるため、佐賀県は今後、検証して駆除作業を正式に依頼するかどうかを決める。
佐賀県によると、昨秋から日本野鳥の会県支部に委託し、県内のカラスの数を調べたところ、県庁を含む佐賀市の城内公園周辺に多い時で数千羽が集まり、県内最大のねぐらになっていることが分かった。
ゴミをあさったりフンを落としたりするため、周辺住民の苦情が絶えない。そうした実態を同じく鷹匠で父親の秀敏さん(45)が聞いて駆除を買って出た。