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3号機プール内に燃料交換機の一部4月13日 22時29分
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東京電力福島第一原子力発電所の3号機の燃料プールの中に、水素爆発で壊れた重さ35トンある燃料交換機の一部が落下しているのが確認され、東京電力は、放射性物質の濃度などから、燃料は破損していないとみていますが、さらに調べるとしています。
福島第一原発の3号機の燃料プールには、566本の燃料が入っていて、廃炉に向けて平成26年末までに燃料の取り出しを始める計画で、東京電力は13日、プールの中の状態を確認するため水中カメラで撮影しました。
これまでの調査で、がれきが散乱していることは分かっていましたが、水中カメラを7メートルほど沈めたところ、重さ35トンある燃料交換機の一部が燃料の上に落ちているのが確認されました。
燃料は、ステンレス製の容器の中に収められていて、公開された写真の画像からは目立った破損はなく、東京電力は、プールの放射性物質の濃度も上昇していないことから、燃料の損傷はないとみています。
ただ、プールの中は暗く映りがよくなかったということで、公開された写真は4枚だけでした。
東京電力は「きょうの調査では、詳しい状況分はからなかった。今後も調査を行い、がれきの分布や燃料の状態を把握して安全に燃料を取り出す方法を検討したい」と話しています。
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