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政治
「石原新党」、5月末結成で最終調整 東京を中心とする地域政党へ
2012.4.12 01:31
[石原慎太郎]
石原慎太郎・東京都知事を代表とする新党について5月末の結成で最終調整に入ったことが11日、分かった。たちあがれ日本の平沼赳夫代表や園田博之幹事長、国民新党を離党した亀井静香元金融担当相らが中核メンバーに入る。ただ、結成時のメンバーは現国民新党議員の参加が見送られることにより、当初もくろんでいた30人程度から20人を下回る可能性もある。
新党の結成時期は石原氏が公務を優先させたことによる。5月23日には、カナダのケベックシティで開催される国際オリンピック委員会(IOC)理事会が開催され、2020年夏季五輪の「立候補都市」が決定する。五輪誘致の陣頭指揮にあたってきた石原氏としては、IOC理事会で知事としての一つの重要な仕事を終えられると判断した。
石原氏は12日から19日までの日程で米ワシントンを訪問し、米政府関係者らと会談するほか、16日午後(日本時間17日未明)、講演を行う。
石原氏は次期衆院選が確定するまでは知事を続けながら代表を務める方針だ。平沼氏が代表代行として党運営の事実上の責任者になるほか、亀井氏も「重要発起人」として主要ポストに就くことで調整している。
「石原新党」には、民主、自民両党などからも一部が参加する見通しだ。東京を中心とする地域政党として、首都圏を中心に支持者の掘り起こしを図り、橋下徹大阪市長が率いる大阪維新の会など他の地域政党との連携も図っていく。
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