社会
鰹節の焼却灰から高濃度セシウム
(静岡県)
焼津鰹節組合と焼津水産加工センターは、去年8月、鰹節の製造過程で使用したまきの焼却灰から、一般廃棄できる基準を超えた放射性セシウムが検出されていたことを明らかにした。高濃度の放射性セシウムが検出されたのは、鰹節をいぶす過程で燃やしたまきの灰。2つの組合によると、まきは当時主に福島県や北関東などから仕入れたもので、去年8月、組合に所属する加工業者2社から回収した灰、約8.5トンから、一般処理が可能とされる1キロあたり8,000ベクレルを超える、最大1万3,300ベクレルの放射性セシウムが検出されたという。灰は現在、施錠された倉庫で環境省が定める処理方針で保管されている。なお、当時製造された鰹節製品からは放射性セシウムは検出されていないという。組合では発覚後にまきの仕入れ先を変更してからは、高濃度の放射性セシウムは検出されていないという。また、組合では4月13日から保管してある灰の処理方法などについて県と協議している。[ 4/13 12:29 静岡第一テレビ]