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朝日新聞 四国電力の記事でおわび4月12日 18時9分
朝日新聞は、今月9日の夕刊に掲載した四国電力が火力発電所の自主点検を1年間怠っているとする記事について「記者の認識に誤りがあり、主要部分に誤りがあった」として、四国電力に謝罪するとともに12日の夕刊でおわび記事を載せました。
この記事は、朝日新聞が今月9日の夕刊に掲載した「自主点検怠り運転継続」というもので、「四国電力は徳島県の橘湾火力発電所で、電気事業法に定められた自主点検をおよそ1年間怠っている」と報じました。
そして、「四国電力の自主計画ではボイラーにつながる配管内部の劣化や損傷を、少なくとも年2回チェックすることになっている」としたうえで、「電力不足を補うため、点検で運転を止められないことが原因とみられる」と指摘しました。
この記事について、朝日新聞は四国電力から抗議を受けて調査した結果、「記事の主要部分に誤りがあった」として、四国電力に謝罪するとともに12日の夕刊とニュースサイトでおわび記事を掲載しました。
おわび記事は、「電気事業法には自主点検の時期や回数などの規定はなく、法令違反はなかった」と誤りを認めたうえで、「記者の認識に誤りがあり、誤った事実認識を前提に関係者のコメントを取り、引用にも不正確な点があった」と謝罪しています。
朝日新聞大阪本社の阿部圭介編集局長は「四国電力や関係者、読者の皆様におわびします。今後、より一層、事実確認の徹底に努めてまいります」とコメントしています。
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