北朝鮮:ミサイル失敗 発射直後に爆発

毎日新聞 2012年04月13日 11時38分(最終更新 04月13日 14時02分)

北朝鮮北西部・東倉里で、発射台に設置されたミサイル(北朝鮮の主張は「ロケット・銀河3号」)=2012年4月8日、AP
北朝鮮北西部・東倉里で、発射台に設置されたミサイル(北朝鮮の主張は「ロケット・銀河3号」)=2012年4月8日、AP

 北朝鮮は13日午前7時39分ごろ、同国北西部・東倉里(トンチャンリ)の西海(ソへ)衛星発射場から「人工衛星打ち上げ」名目で長距離弾道ミサイルを発射した。日本政府など各国政府によると、ミサイルは上空150キロまで飛んで爆発し、破片は韓国西方の黄海に落下した。ミサイル打ち上げは06年と同様に失敗し、北朝鮮も認めた。自制要求を無視して北朝鮮がミサイルを発射したことに国際社会は批判を強めており、国連安全保障理事会は対応を協議する。

 北朝鮮の朝鮮中央通信や朝鮮中央テレビは13日正午過ぎ、「午前7時38分55秒に発射した。地球観測衛星の軌道進入は成功しなかった」と失敗を認め、「科学者、技術者、専門家が現在、失敗の原因を究明している」と伝えた。

 「ミサイル発射」の一報は、韓国メディアが発射直後の午前7時50分ごろ伝え、米メディアも続いた。日本政府は田中直紀防衛相が午前8時23分に記者会見し、「7時40分ごろ、北朝鮮からなんらかの飛翔(ひしょう)体が発射されたとの情報を得ている。1分以上飛行し、洋上に落下した模様だ。我が国の領域への影響は一切ない」と述べた。

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