世界ジュニア選手権も終わり、次はいよいよ世界選手権ですね。
私の一番の楽しみは、もちろん女子シングル。
どうなるのか、私なりに予想をしてみたいと思います。

と言っても、真面目に試合内容を予想するんじゃないですよ。
予想とは名ばかりの、いつもの与太話です。
内容は、1月4日に書いた予想の続きになります。
前回は、「ヨナ選手はドタキャンせずに試合に出て、銀河点を出すだろう」というところまでしか予想しなかったので、もう一歩踏み込んでみようかと。
で、前回よりも更にイカレた内容になっています。
それでもよろしい方は、この先をお読み下さい。

さて、予想の前にまず、昨年の世界選手権を振り返ってみましょうか。
昨年は、グダグダの演技だったヨナ選手が190点という高得点。
それに対し、浅田選手がノーミスの演技で197点を獲得し、ヨナ選手を上回る事に成功。
世界選手権というタイトルの権威が辛うじて守られる事となり、ほっと胸をなでおろすことができました。
浅田選手がフィギュア界を守ってくれた、とさえ私は思いました。

でも最近になって、私は思うようになりました。
もしあの時、浅田選手が負けていたならどうなっていただろうかと。
浅田選手がノーミスの演技をしたにもかかわらず、グダグダのヨナ選手に負けていたならどうなっていただろうかと。
ヨナ選手のあの演技の点数が190点ではなく、200点だったならどうなっていただろうかと。

誰の目にもはっきりと、ヤオだと分かったことでしょうね。
フィギュアファンだけでなく、初めてフィギュアを見るような人でも。
そうなっていたら面白かったでしょうねえ。

浅田選手は、オリンピックに続きまたしても悲劇のヒロインになってしまったということで、皆から同情してもらえたことでしょう。
オリンピックの時にヤオだと気付かなかった人達からも。
おそらく、今以上の人気者になっていたことでしょう。

マスコミは相も変わらず、「ミスは目立ったものの、抜群の表現力でヨナ優勝」とか報道していたかもしれませんね。
それを見た人達は、二度とその報道機関を信用しなくなっていたことでしょう。

ISUも、「さすがにこれはやりすぎた」と見て、何らかの変更を迫られることになっていたかもしれません。

ヨナ選手の商品価値は暴落していたことでしょう。
日本のマスメディアに影響力を持つ韓国系勢力も、ヨナ選手を見限っていたかもしれません。
平昌の冬季五輪招致活動の顔にするという計画も、頓挫していたかもしれません。

いや、もし平昌側が、ヨナ選手の価値が暴落している事に気付いていなかったとしたら、もっと面白かったでしょうね。
「五輪優勝、世界選手権2度優勝」の看板を意気揚々と掲げて、ヨナ選手を招致活動の前面に押し出していたとしたら。
その最後の優勝が蛇足、致命傷となっているのに気付いていなかったとしたら、滑稽だったでしょうね。

とまあ、これは私の妄想、タラレバの話です。
皆さんご存じの通り、実際の結果はこうはなりませんでした。
でももしこうなっていたとしたら、面白かったんじゃないかと思いませんか?

いや、今度の世界選手権で、もしこうなったら面白いとは思いませんか?

もし私が神、つまりリアルスポ根ドラマの作者だったとしたら、今度の世界選手権ではそういうシナリオを書きます。
ノーミスの浅田選手が、グダグダのヨナ選手に負ける。
今度の世界選手権でそうなるかどうかは分かりませんが、私はこのドラマのこの先のどこかで、そういうストーリーが描かれることになるんじゃないかと思っています。

いや、自分がシナリオライターになったつもりで考えてみたんですよ。
このドラマは基本的にはベタ。
ベタで予定調和的な路線はキープしつつも、でも物語のポイントとなる幾つかの大勝負ではその限りではないだろうと。
大勝負というのは、毎年最後の世界選手権と、オリンピックのことですね。
物語が盛り上がるここだけは、毎回違う内容にするだろうと。
以前やったのと同じような内容だと、見てる方も面白くないだろうし、シナリオを書く側はもっと面白くないんじゃないかなと。
シナリオを書く側にしてみれば、まだやってないストーリー展開で、見る側を楽しませてやろうと思うんじゃないかなと。

で、まだやってないストーリー展開というのを考えてみたんですよ。
銀河点を持つヨナ選手が浅田選手と戦った場合、起こりうる試合展開は以下の3通りとなります。

その①は、ヨナ選手の方が浅田選手よりミスが少なく、点数もヨナ選手の方が上。
これは、オリンピックの時にやりました。

その②は、ヨナ選手の方が浅田選手よりミスが多く、点数もヨナ選手の方が下。
これは、去年の世界選手権でやりました。

その③は、ヨナ選手の方が浅田選手よりミスが多いのにもかかわらず、点数はヨナ選手の方が上。
このパターンだけが、未だに行われていません。

なので、この③のパターンが採用される可能性が高いんじゃないかなと。
今回このパターンが採用されなかったとしても、来年か再来年の世界選手権で使われるんじゃないかなと。

この③のパターンは、「ヨナ銀河点女王編」の最後のネタになるんじゃないかなと思ってます。
③をやってしまえば、全てのパターンをやり尽くしたことになります。
その時、ヨナ選手はストーリー的に見て、絶対的ヒールとしての旨味を無くしてしまうことになると思うのです。
その先、銀河点を持ったヨナ選手がいくら浅田選手と戦おうと、以前やったパターンに当てはまってしまい、ストーリーに新鮮味が期待できません。
もしヨナ選手をその先もこのドラマで使うつもりなら、ヨナ選手に違う役柄を与える方が得策。
つまり、絶対的ヒールとしての役割は、そこで終わることになるだろうと。
銀河点を失うことになるだろうと。

で、③が今年使われるんじゃないかと思える理由もあるんですよ。
浅田選手、昨シーズンと今シーズンを比べてみると、調子の上がり方が似てますよね。
グランプリシリーズは惨敗。
全日本で復活。
四大陸も好調維持。

でも、順位はちょっと違う。
全日本では、去年は優勝、今年は2位。
四大陸でも、去年は優勝、今年は2位。
ってことは、世界選手権でも、去年は優勝、今年は2位。
ということになるんじゃないでしょうか。
2位ってことは、③のパターンが発動できますよね。
これはそういう伏線なんじゃないでしょうか。

あと、平昌の冬季五輪招致。
上で書いたような招致活動につながるようなベタなストーリーを描こうと思ったら、今度の世界選手権がラストチャンスですからね。
ヨナ選手の商品価値を暴落させるのは今年しかないと思うんですよ。
なので、③が今年使われるんじゃないかなと。

あ、話は少しそれますけど。
日本のフィギュアファンの大多数は、平昌が選ばれないことを願ってると思うんですよ。
まあそこら辺は大丈夫だと思いますよ。
このドラマは、神様がわざわざ日本のフィギュアファンに見てもらうために作っているドラマですからね。
しかも基本ベタだし。
日本のファンが喜びそうなツボは押さえてくると思います。

ということで、今度の世界選手権。
グダグダのヨナ選手が優勝。
ノーミスの浅田選手が2位。
という予想でどうでしょうか。

ああでもこの予想、成立条件が結構厳しいですね。
いくら浅田選手といえど、ノーミスで滑るのは簡単じゃないですからね。
まあノーミスでないにしても、「何でこれで優勝じゃないんだよ!」って説得力を持つ演技をしてくれれば、シナリオは成立すると思いますが。

あー、ここまで書いてきて読み直してみると、いつになく酷い与太話だなこりゃ。
いいのか?こんな妄想話をアップしちゃっても。
こうやって色々と妄想するのは楽しいんですけれど、それを人様に聞かせるってのはねえ・・・
まあでも、今までだって妄想話だらけだったわけだし。
何を今更ですよね。
いいやもう、アップしちゃえ。

さて、実際はどうなりますかね。
私の予想が外れるにしても、神に導かれし二人が集うこの大会。
何事も起こらないわけはないと思っています。
残り少ないであろう二人の対決を、しっかりと見届けたいと思います。

神様のシナリオ能力に期待します。