＜京都＞男に持病…病院「運転控えよ」　車暴走８人死亡

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京都・祇園で軽自動車が歩行者を次々にはね、運転手の男を含む８人が死亡、１１人が重軽傷を負った事故で、「てんかん」の持病を抱えていた男に対し、病院側が車の運転を控えるよう伝えていたことがわかりました。

午後１時ごろ、東山区大和大路通四条の交差点で、軽自動車が、信号待ちの歩行者らを次々とはねました。この事故で澤西桃代さん（６２）、奥村昌彦さん（４０）ら歩行者７人が死亡、１１人が重軽傷を負いました。澤西さんの息子は、「頭が真っ白です。何も考えられませんでした」「（加害者に対しては）悔しさしかないですね。悔しい気持ちだけです」と話しています。また、軽自動車を運転していた藤崎晋吾容疑者（３０）も死亡しました。藤崎容疑者は仕事で配達中におよそ３００メートルにわたって暴走し、次々と歩行者をはね、電柱にぶつかって停止しています。藤崎容疑者の親族は、「おとなしい、優しい子なんです、温厚な」「『てんかん』の発作が運転中に起こってしまいまして。本当に申し訳ないです」と涙ながらに話しました。一方、藤崎容疑者が通院していた病院は会見で、「容疑者本人と家族に対し、車の運転を禁じる指示をしてきた」と話し、「症状が出ていたら一般的に運転はだめか？」との質問に、「一般的に、そう思います」と答えました。現場は四条大橋の東側で八坂神社に近く、事故当時は花見客も大勢歩いていました。

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