石原慎太郎・東京都知事は12日、自らを党首とする新党構想について「一回仕切り直しする。白紙に戻す」と述べ、早期の結党を見送る考えを示した。米ワシントンへの出発前に成田空港で報道陣に語った。
今後の新党結成について「私の名前が付く新党なるものは私も考えていることはあるが、世間に話すわけがない」と述べるにとどめた。衆院解散の時期や、連携先として期待する橋下徹・大阪市長率いる大阪維新の会の動きをにらみながら判断するとみられる。
新党をめぐっては、石原知事がたちあがれ日本の平沼赳夫代表や国民新党を離党した亀井静香前代表らと構想を進めてきたが、結成を急ぐ亀井氏と、解散時期を見定めようとする平沼氏らとの間で溝が生じていた。