福島のニュース
福島・家宅捜索中飛び降り自殺 男性の部屋に2遺体
 | 自殺した容疑者の部屋から2体の遺体が見つかったマンション=11日午後9時ごろ、福島市陣場町 |
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11日午後5時ごろ、福島市陣場町の分譲マンション「ホーユウコンフォルト陣場町」6階601号室で、室内の収納棚にビニールなどにくるまれた二つの包みが置かれているのを部屋の家主の自営業男性(38)が見つけ、福島署に届けた。署員が包みを開けたところ2体の遺体が入っていた。 同署は、部屋の居住者で、9日に窃盗容疑で同署の家宅捜索を受けた際、飛び降り自殺した職業不詳の高橋功容疑者(62)が関わった可能性があるとみて殺人、死体遺棄事件として捜査している。12日に遺体を司法解剖して死因を調べ、身元の確認を急ぐ。 同署によると、遺体の性別や年齢は不明。成人とみられる。腐敗が進み、異臭を放っていた。切断されたあとはない。間取りは1DKで収納棚は居間に作り付けてあった。家主の男性は高橋容疑者の自殺後、部屋を掃除に訪れて包みに気付き、「気味が悪い物があるので見てほしい」と届けた。部屋は高橋容疑者が1年以上前に男性から賃借した。 高橋容疑者は家宅捜索中の9日午前6時50分ごろ、「知人に電話する」と言って部屋の外に出て署員の制止を振り切って階段で屋上に上がり、飛び降りた。同容疑者は逮捕状も出ていた。 捜索で遺体を見つけられなかったことについて、福島署は「捜索を始めて約10分で容疑者が自殺して立会人不在になったため、捜索を打ち切り、発見できなかった」と話している。
2012年04月12日木曜日
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