京都市東山区車暴走事件 運転していた男のてんかんの持病を会社は把握せず
京都市東山区で車が暴走し、歩行者7人が死亡した事件で、運転していた男の持病を、会社が把握していなかったことがわかった。
12日午後1時すぎ、京都市東山区祇園で、藤崎晋吾容疑者(30)が、勤務する会社の車を運転していたところ、暴走して歩行者18人をひき、そのうち7人が死亡し、藤崎容疑者も死亡した。
家族は、藤崎容疑者にてんかんの持病があることから、仕事について話し合っていたという。
藤崎容疑者の姉は「全く車を運転せずに働き続けるか、それが無理であれば、車を運転しない仕事に就くか、この3日間、ずっと家族で話し合っていた」と話した。
一方、勤務先は、持病について把握していなかったと話している。
勤務先の上司は「5年間働いていますが、会社で発作を起こすことはなかった。藤崎君は車が好きで『家でも乗っている』と言っていましたしね」と話した。
持病と暴走の関連は不明で、警察は、原因を慎重に調べている。