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祇園の事故 “薬飲み続けていた”4月12日 21時19分
取材に応じた藤崎容疑者の姉によりますと、藤崎容疑者は、10年ほど前に起こしたバイクの事故で頭に大けがをして後遺症が残ったため、その頃から薬を飲み続けていました。
疲れがたまったときなどに5分間ほど意識を失って体がけいれんすることがあり、こうした発作は夜に多く、昼間に起きることはなかったということです。
ことしに入ってから、発作が3回ほど起きたのを目撃した両親と姉が、車を運転しないよう説得していました。
3日前には家族会議を開いて、車を運転する仕事をしないよう話し合い、藤崎容疑者は、「運転しなくても働き続けることができるか、会社に聞いてみる」と話していたということです。
おとといには、仕事を辞めて治療に専念しても収入面で困らないよう、母親が付き添って地元の区役所に相談に行ったということです。
藤崎容疑者の姉は、「弟は車を運転中に発作が起きることはないと自信を持っていたが、結局、こんなことになってしまいました。勤め先も、病気なのに無理やり運転させるようなところではないので、弟の会社への説明が甘かったんだと思います。家族の管理ができておらず、私たちの責任で亡くなった方々にどうおわびしていいのか分かりません」と涙ながらに話していました。
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