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Book3 言語マニュアル
Version 6.2


6.3.7 論理演算子の優先順位と括弧の用法

 

複合条件で関連した括弧がない場合、論理演算子の優先順位は、指定された論理演算子を適用する条件を定め、暗黙的に括弧と同様な意味をもつ。優先順位は、"NOT"、"AND"、"OR"の順とする。例えば、"条件1 OR NOT 条件2 AND 条件3"と書くと、"条件1 OR((NOT 条件2)AND 条件3)"と書いた場合と同じ意味をもつ。

 

複合条件に括弧を用いると、括弧は論理演算子への条件の結合を定める。したがって、上記のような論理演算子の通常の優先順位を変更するのに、括弧を用いることができる。例えば、上記の複合条件を"(条件1 OR(NOT 条件2))AND 条件3"と書くと、違う意味になる(条件の評価順序参照)。

 

表6−3は、条件と論理演算子の組合せ方及び括弧の付け方を示す。左括弧と右括弧とは、一対一に対応し、かつ、左括弧に対応する右括弧は右になければならない。

 

表6−3 条件、論理演算子、括弧の組合せ

 

 

備 考

 

1.

○は組合せが可能なことを示す。

 

2.

−は組合せが不可能なことを示す。

 

この表によって、"OR NOT"という組合せはできるが、"NOT OR"という組合せはできない。"NOT("という組合せはよいが、"NOT NOT"という組合せはできない。

 


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