PX-W3PE を使って WMC で TV 視聴する

先日購入した PX-W3PE を Win7 64bit-OS で使ってみました。

TVTest などを使うのがメジャーのようですが、今回は敢えて付属の Media Center で視聴します。
WMC (Media Center) はなんと言っても、UI が格好良いですからね。 理由はそれだけです。

ドライバをインストールする

WMC 用に著作権保護の入らない 「クラックドライバ」 が配布されています。

Wiki から PBDA driver Ver.1.0.2 改 をダウンロードします。 (使用は自己責任)

※ 32bit/64bit 共用です。 REV1.3 には Ver.1.0.2 から対応しています

64bit-OS のデジタル署名の問題

64bit の Windows ではデジタル署名されていないドライバは使用できません。

そして、運の悪いことに今回の PBDA ドライバはこれに当たります。
これを回避してドライバを使用する方法は2つあります。

1. OS の起動時に F8 を押してブート画面の 「ドライバー署名の強制を無効にする」 を選択する

この方法を取るとドライバの署名の確認を無効化できます。
しかし、恒久性がなく起動毎に作業する必要があり、現実的ではありません。
一応、ReadyDriver Plus* というツールにより自動化できます。

※ ブート領域を変更するため、不安な方は使用を控えてください

2. 自己署名した後、テスト署名モードで OS を起動する

以下で解説しますが、私はこちらの方法をお勧めします。
未署名のドライバのインストールを防げますし、何より簡単です。

テストモードとは?

テストモードでは、ドライバーのイメージが署名されていることを確認しますが、発行者は証明書パスの検証を、信頼されたルート機関として構成する必要はありません。
引用元: デバイスドライバーの概要と展開 (TechNet)

元々は認証局の署名不要で動作可能にする、開発のテストフェーズで使用されます。

簡単に言い換えると 「取り敢えず、署名してあれば OK」 という状態です。
これを利用して、自分で署名を行い動作させましょう。

Driver Signature Enforcement Overrider (以降 DSEO)

DSEO は無署名のドライバを使用するための便利なツールです。

dseo13b.exe を DL して、管理者権限で実行します。

上の画面が表示されたら 「Sign a System File」 を選択します。

「HDTV_PX_W3PE_PBDA.sys」 を指定して自己署名を行います。

続いて 「Enable Test Mode」 を押して再起動させれば、テストモードに移行できます。
その後は、通常通り署名したドライバをインストールしてください。

「Remove Watermarks」 を押すと、こちらのツールのページ に飛びます。
これを実行することで、左下のテストモードを非表示にできるようです。 (未確認です)

また、管理者権限でコマンドプロンプトを叩いても、テストモードの切り替えができます。

bcdedit -set TESTSIGNING ON

テストモードをオンにする。

bcdedit -set TESTSIGNING OFF

テストモードをオフにする。

Windows Media Center で視聴する

これで WMC で、著作権保護を無効にした視聴・録画ができます。

録画したデータは他の PC でも、再生可能です。

しかし、WTV 形式のため、そのままでは一般のソフトでの再生・編集はできません。
(Windows Media Player では再生できます)

WTV 形式に対応しているエンコーダで、汎用性の高い形式に変換できます。
SUPER で変換できましたが、余計なソフトもインストールされるので注意してください。

やはり、録画データの互換性が低いのはネックですね。
番組表などの使い勝手も悪いですし、WMC をメインに使用するのは止めます。

さて、お次は TVTest を試してみましょうか。

2012/04/01 追記

翌日、TVTest を導入しましたが、非常に使いやすくて良いですね。
TS 形式で録画できるので、録画データが扱いやすいのも大きな利点です。

乗り換えの際は PBDA ドライバの削除と、テスト署名モードを解除しましょう。

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