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【芸能・社会】

幸子 騒動渦中に駆けつける ”兄”さだのコンサートで涙

2012年4月11日 紙面から

さだまさし40周年記念コンサートに、特別ゲストで出演した小林幸子(右)=さいたまスーパーアリーナで(石井裕之撮影)

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 所属事務所の前社長らの解任騒動で渦中の演歌歌手小林幸子(58)が10日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで行われた、さだまさし(60)のバースデーコンサートにゲスト出演した。週刊誌報道で明らかになったお家騒動から1週間。初めてファンの前に姿を見せた小林を、さだは「この最中によく駆けつけてくれました! 頑張ろうな!」などと激励した。さだの気遣いに小林も感激しきり。かつてさだから提供を受けたヒット曲「約束」を涙ぐみながら歌いあげた。

 小林の所属事務所「幸子プロモーション」をめぐっては、経営方針の相違などで解任された前社長と専務の退職慰労金の問題などで対立。現在は双方が弁護士を立て話し合いを続けているが、主張の食い違いで泥沼化の様相も呈している。

 さだは4月10日が60回目の誕生日。還暦を祝ったバースデーコンサートには、南こうせつ(63)、谷村新司(63)、ゆずらゆかりのある総勢60人がお祝いに。それぞれがさだとのデュエットなどで1万4000人のファンを盛り上げた。

 小林はステージ中盤にピンクのロングドレスで登場した。さだとは1993年に「約束」の提供を受けたほか、所属レコード会社が同じだったこともあり“兄と妹”として交流を深めてきた。

 小林はステージで待っていたさだとがっちりとハグ。「おめでとうございます!」。妹からの祝福に、さだは返礼の言葉もそこそこに「頑張ろうな、応援しているやつもいっぱいいるから!」と、お家騒動で揺れる妹を激励し、会場からも拍手が沸いた。

 そして、さだが「うろたえてるんじゃないよ、オレも若い時はな」などと続けると、小林が「(その話は)もう止めようよ!」とさえぎるシーンもあった。それでも、さだが「人生いろいろある。でも、いい年をとって、でも最後は笑いあえるようにしような」と続けると、小林は感極まって目をウルウル。さだと「約束」をデュエットした後、再びさだと熱いハグを交わしてステージを去った。

 公演前に会見したさだは、小林の騒動に、「周囲に何を言われても、自分が信じたことをやっていくことが大切なことだと思う」と話した。

 

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