12日午後1時すぎ、京都市東山区の四条通大和大路の交差点付近で、複数の歩行者が軽乗用車にはねられた。京都府警によると、歩行者の男女16人がはねられ、うち男性2人と女性1人が死亡。残る13人も重体または重軽傷。車は電柱に衝突し、運転していた京都市西京区の藤崎晋吾運転手(30)も死亡した。
府警によると、はねられて死亡したのはオクムラマサヒコさん(40)、コイケケイジさん(76)=以上男性=、ヒラヤマセツコさん=女性。
負傷者のうち、氏名や年齢が判明しているのはヨネダタカシさん(30)、ハシモトオサツグさん(75)、カワムラキクゾウさん(84)=以上男性=、イケダノリコさん(33)、ハセガワアキエさん(68)、キシモトマサコさん(70)、ハシモトシヅコさん(73)、マナベセツコさん(75)、カワムラエツコさん(79)=以上女性。
車は赤信号だった大和大路通を南から北へ向かって走り、タクシーに接触後、東西の横断歩道を渡っていた歩行者らを次々とはねた。交差点から約300メートル先の電柱にぶつかって停車した。
目撃者によると、現場付近は靴やカバンが散乱しており、警察官が通行を規制しているという。救急車や消防車も何台も駆けつけているという。
現場は四条大橋の東側で、八坂神社や祇園、四条河原町に近い繁華街で、12日も花見の観光客らでにぎわっていた。