2012年04月07日

落語とぼぶ亭と居酒屋

/味寿々@小田原市にて味寿々メン/南足柄 柳家三三落語会/ぼぶ亭にてコンソメ風スープのらーめん/海鮮居酒屋はなの華/チョモランマ山道玄坂店にて無頼担々麺/

 愛犬と共に春の日差しの中を散歩しながら、今日、明日の予定を考えます。
 日程さえ異なれば全てのイベントに参加したいほど日程が重なってしまったので、多くの予定を詰め込みすぎないようにしながらもどうしても行きたいイベントのみを厳選しました。
 厳選するとは言うけど、人付き合いが下手な私ですのでたいした数ではなく、一般人からすれば「そのくらいのブッキング、当たり前でしょ」と言われちゃいますね。

 いったん駅まで歩いて行って、娘の使っているバイクでびゅーっと西の方へ、午後からのイベントの前に腹ごしらえしないと。
 小田原方面には何軒か未食のお店があるので機会がある毎に立ち寄っているのですが、中々数が減りません。
 去年、「みすず」という京都ラーメン風のラーメンを出すお店がオープンしましたが、そのお店に行く前に創業25年以上の「みすず」へ向かいました。
 何度か道を間違えつつアイフォーンのマップ機能の助けを借りつつ、柏山駅のすぐ近くに味寿々(みすず)@小田原市へ、駅そばの山竹がリニューアルしていたのには驚きました。

 諸般の事情から店先を写真に納めようとすると、どんとクルマが停まっていて、先客の車なんだろう、帰る時には無くなっているだろうから後で撮るかと。
 店内に入ってみるとガランとした地方の中華料理屋、の割りにはテレビもラジオも無いんだ。
 というか先客さんいないじゃないの、じゃあ、先の車は、、、席に鞄を置いてお冷やを受け取るタイミングでオーダー、事前に食べるメニューは決めておきました。
 時計を見ると開演まで時間がない、少しくらい遅れてもラーメンはちゃんと食べますか。

 7分ほど待って味寿々メン830円、何の前情報も無かったら絶対に頼まないメニュー。
 思わずニンマリしてしまう盛り付けは長ネギとチャーシューの細切り、生姜、トップに糸唐辛子が乗っていて、写真を撮っているそばから崩れてしまいました。
 食べてみるとチャーシューの肉の甘さと、醤油の甘さで見た目ほど食べづらくありません。

 思いっきり麺を引っ張り出して天地返しをしてもいいけど、まあいいかと食べ進めていくと、山盛りの長ネギの下には一玉丸ごとと思われるアルファルファ。
 ここまでモヤシづくしとは驚きつつほぐして食べると、やっと麺、モヤシと見間違えるかと思うほどの極細麺。
 スープも甘めでなんとも言えない味わいでご馳走様でした。

 バイクをびゅーっと飛ばして大雄山駅、駅そばをぐるりと見渡して勘で坂を登っていくと南足柄市文化会館、さて「南足柄 柳家三三落語会」。
 ファンになって講演に通い出した頃はすぐにチケットが手に入ったのですが、今では発売と同時に売り切れてしまい全く行かれず。
 久しぶりに地元開催の報を得て、今回は結構早めにぴあで購入しました。
 今日は柳亭市楽(りゅうていいちらく)、柳家三三(やなぎや さんざ)、三遊亭圓歌(さんゆうてい えんか)のラインナップ。
 1000人は入りそうな大ホールを貸し切っての講演、「座っている席は満席」とは言い得て妙です。

 落語の楽しさを語れるほど数を聞いていませんけど、作り話の妙というか、同じ噺を何度効いても面白いし(分かっていても笑ってしまうし)、違う噺家が話せばまた違う面白さがあるし。
 会場を出てバイク置き場に歩いていくすがら、「2人で2時間、こんなに楽しめて5000円なら安いわね」と老夫婦が話しをされていました。

 打ち上げとかには全く縁はないので、終えるとびゅーっとバイクを飛ばして最寄り駅まで戻り、今度は電車で渋谷へ。

 年に1度とは言え3回目の営業になるぼぶ亭@神泉、招待客以外でも店主さんを知っていれば食べられるけど、招待されないとどこで開催されるか分からないし。
 前回は新宿のラーメン屋さんを貸し切ってでしたが、今年は先月で閉店した轍(わだち)@神泉。

 3時間ほどの営業時間ですので、バラバラに行くと会いたい人に会えなくなってしまうので「何時頃行くの?」と連絡したら、もう着いているとのこと。
 店内には数人の知り合いがいて、厨房はいつもの二人、娘さんだか娘さんの友達だかもお手伝いしています。

 サービスで缶ビールを頂きながら待つこと数分でコンソメ風スープのらーめん1000円、値段は食材費、設備費、光熱費のみで余ったら被災地などへ寄付されるとのこと。
 とりあえず説明書き通りに使用食材を。
 スープ:鶏ガラ、もみじ、豚牛挽き肉、白菜、セロリ、日高昆布、煮干し、鰹節
 タレ:基本スープ、ゲランド塩、日高昆布、りんご酢、レモン
 麺:南京軒特注 切り刃24番ストレート麺
 具:2種類の味のミニハンバーグ、白菜、万能ねぎ、チーズバケット、糸唐辛子

 ラーメンなぞインスタントでもあまり作らない私にとって、自作するなんて想像も出来ないし、10杯程度なら素人でもやれるだろうけど実際のラーメン屋さんの調理器具を使って数十人分作るなんて、ホントに趣味ですか?
 実際に味わってみると素人とは思えないスープ、素人とは思えない細麺の茹で加減、明日からグランドオープンかと勘違いするほどです。
 「得意料理だから」とチャーシューの代わりにハンバーグとは考えましたね、誰かプロのラーメン屋さんで真似しないかなぁ。
 付け合わせのコーンポタージュも美味、他にも色々な感想もあるけど、ホンに人に直接伝えるべく胸にしまって、ご馳走様でした。

 して、お目当ての友達と無事に合流できたことだし、海鮮居酒屋はなの華へ、なんと600店舗展開とのことでなんたらセールをやっていましたが、なにがどうお得なのかよく分かりません。
 居酒屋に友達と行くと色々な食べ方があって、色々な飲み方があって、だから他人と飲むのは面白いし楽しいですね。
 こんな大衆居酒屋でどうかと思いつつも、自分がメニューを決められる立場にあったら、冷たい食べ物から温かい食べ物へ、薄味から濃い味へ、とどうでもいいことにこだわって注文したことでしょう。

 ソーセージ、ジャガイモ料理、野菜料理(だったかな)、お喋りが中心だったので味ははっきり覚えていません。
 怪我をしてしまった友達の話、新しいラーメン屋さんの話、地方遠征の話し、高田馬場の居酒屋の話し、話は尽きないけれども。

 さて、居酒屋への行きがけに気になって来てみたチョモランマ山道玄坂店@神泉(渋谷区道玄坂)、屋号やメニューの感じからひょっとしてと思いましたが、調べてみるとやっぱり際コーポレーション
 壁がガラスなので店内がよく見え、よく見れば満席だと分かるのに酔った勢いで店内に入って、券売機の辺りでぎゅうぎゅうしてしまいました。

 美味しくラーメンを食べていたお客さん、すみませんでした。
 メニューは中華そばと担々麺と骨肉らーめん、担々麺は「無頼」「紅」「黒胡麻」「白胡麻」「トマト」「汁なし」、骨肉は醤油と赤辛と揃っています。

 さてさて一番辛い無頼担々麺880円をオーダー、なんだかどこかで見たことのある麺相です。
 先ずは大量にトッピングされた素揚げの唐辛子をガリッと食べてみると、辛味が抜け出ていて全然辛くなくて美味しくありません。
 まあ、食べる人もいないだろうけど。 
 スープは何種類かの辛味ダレと挽き肉で濃厚だけどすっきりした後味、汗がにじむほどの辛さではあるけれどそれ以上ではない味の組み立てが際コーポの安心感。
 85点を狙わずに75点狙いで、残り10点は高めの値段に「この値段なら美味しいだろう」との思いを込めて、値段も味の内ですね。

 縮れた平打ち太麺とスープの相性は分かりづらいけど、麺は麺として楽しむのでしょう。
 殆ど水を飲むことなくご馳走様でした。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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