150,000部発行
2012年4月6日
通巻第187号
年間郵送購読料3,000円
稲毛新聞
 発行責任者/佐藤 正成  発行/(有)稲毛新聞社 〒263-0043千葉市稲毛区小仲台2-5-2 TEL043-256-4414(代)FAX043-256-4494
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特報!第3弾 GAIA BLACK HOLEの威力
大量の放射能瓦礫・ごみ処理に有効
地方自治体のごみ償却費を大幅に削減可能

水蒸気変化している機械詰め込んだごみ
 昨年3月に発生した東日本大震災で今、一番困っているのは大量の瓦礫や放射能に汚染された土壌・草木の処理問題。環境省が公表した資料によると、岩手県のがれき推定量は約476万トン、宮城県は約1569万トン以上あり一般廃棄物の19年分といわれ、岩手県は11年分という膨大な量である。また、福島県の場合は約300万トンで、始末の悪い放射性セシウムが含まれている。震災復興の鍵は合計2千5百万トンに及ぶ瓦礫処理が大きな課題となっているのが現実。この瓦礫処理をめぐり、全国地方自治体に受け入れ処理を依頼しているのがテレビ・新聞等で報道されている。しかも、放射性セシウムに汚染されている土壌は千葉県東葛地方(松戸、柏、白井)にも広がり、その処理に困り果てている。このような瓦礫処理だけでも大変な年月と莫大な費用を必要とする。国は消費税を上げて国民負担を求めようとしているが、ガイアブラックホール≠ナ解決できるのである。【文・佐藤正成】

燃料費0、灰0、CO2削減、ダイオキシン基準値以下
 結論から先に言うと、膨大な放射能瓦礫処理を解決できるのは千葉市の山本将市氏が開発した「ガイアブラックホール」でしかないといっても過言ではない。その理由は、ごみを焼却炉で燃焼させず「ガイアブラックホール」で99%削減出来る事はすでに実証済みだからである。
 こんにち、全国どこの地方自治体も、ごみ処理に莫大な費用を投じているのが現実だ。ごみ処理は埋めてしまうか焼却しかない。以前は空き缶でもペットボトルでも一般ごみとして一緒にダストボックスに捨てていた。この時は埋めるという前提があったからである。ところが、埋める場所がなくなってきたので、リサイクル、資源ごみなどと分別収集が行われている。
 千葉市も以前は若葉区下田町に収集したごみを埋めていた。そこが満杯になったので土で覆い、現在は市民ゴルフ場となっている。
 千葉市には新港、三角町、北谷津の3か所にごみ焼却場があるが、北谷津工場は老朽化し、建替える必要があるが、借金が一兆円以上もある千葉市は一基2百億円以上もする清掃工場には簡単に建設できないから、熊谷市長は「ごみの排出削減」を口癖のように呼びかけているがこれは一時しのぎでしかない。抜本的な対策が求められている。
 統計によると、人間は一人一日約1キロのごみを出すと言われる。千葉市の人口は約96万人だから、一日約千トンのごみを排出している。
 千葉市の平成22年度のごみ処理経費は百41億2千7百万円。トン当たり約4万5千円のコストがかかっている。
 ちなみに、ガイアブラックホール装置は、一台で一日4トンのごみを99%分解処理できると言われている。この装置は燃料費もかからず、灰も出さず、CO2削減、ダイオキシンは基準値以下という優れもの。
 これに目をつけたのが、鹿児島県阿久根市竹原前市長である。残念ながら竹原市長は使途不明金問題でリコールされたが、何回も千葉市を訪れ、ガイアブラックホールを研究してごみ処理目的に導入しようと考えていた。噂によると使途不明金は千葉に何回も来て使った金ではないかとまでささやかれている。他県の市長がそこまで真剣に考えていたのである。ところが、お膝元の千葉市はこの機械には全く無関心。ただごみを減らせ、収集料金を値上げすると騒いでいるだけだ。
 竹原前市長は原発事故以前からガイアブラックホールに興味を示し勉強していた。
 前々号、前号でも取り上げたように、ごみはもちろん放射性セシウム、PCBまで除去してしまうこの装置はすでにウクライナで活用され、6月にはロシアからも発注契約も予定されている。すでに、都内の某大学でも本格的に放射能瓦礫処理実験を試みようとしている。政府筋もこの装置に関心を持ち始めている。

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宍倉市議が市長に緊急公開質問状
千葉市のごみ処理問題について

宍倉清蔵市議
 本紙が取り上げた「ガイアブラックホール」の記事に注目した宍倉清蔵市議は、去る3月15日に千葉市宛てに緊急な公開質問状を提出。その質問に対する回答が市長から宍倉氏に届けられたが、本紙に掲載して構わないと申し出があったので、全面的に公開することとした。

ガイアブラックホールに関しては否定的
 質問・現在、千葉市の一日のごみ収集量は何トンくらいか。また、削減運動の成果はどのように上がっているのか。
 回答・平成22年度の総収集量は約36万3千トン、収集日数は312日で、1日収集量は1164トン。また、成果については、平成19年度策定の一般廃棄物(ごみ)処理基本計画に基づく各種施策を推進し、平成22年度末の焼却ごみの処理量は約26万7千トンであり、18年度末のごみ量33万トンに対し6万3千トンの削減が図られ、目標は達成しております。
 質問・千葉市には新港、三角町(北)、北谷津の3ヵ所ごみ焼却場がある。これら清掃工場の稼動効率はどのようになっているのか。
 回答・清掃工場の稼動については、点検整備等必ず停止する期間が必要である。環境省は1炉あたり年間280日と計算しています。これを年間365日に対する率に換算すると約77%になり、効率の良い稼働率の目安になります。新港清掃工場は、年間稼動日280日に対してほぼ同じ稼動をしているので余裕がありません。
 質問・先般、市長は家庭ごみの回収について平成25年度から1リットル当たり、1円上乗せして有料化すると発表したが、その回収費用はどのように運用されるのか。どのような削減効果が期待されるのか。
回答・有料化については他都市の事例を参考に試算したが、手数料単価はまだ決定していない。有料化の料金体系及び料金設定など今後、具体的な検討を進めて参ります。歳入は収集サービスの拡充など処理施策や再生可能エネルギー施策、リサイクル推進基金への繰入等を検討している。
 質問・焼却場から発生する灰の処理はどうなされているのか。また、ごみ処理に投入する費用はどのようになっているのか。
 回答・焼却灰は一般廃棄物最終処分場に埋め立てるほか、溶融スラグとして、建築資材や最終処分場の覆土材として資源化を行っている。焼却灰の処理費用はトン当たり2万720円かかる。
 質問・ごみ焼却工場を建設する計画はないのか。また、北谷津焼却場をどう活用するのか。
 回答・北谷津工場は平成28年度末で廃止するが、北清掃工場は平成38年に建て替えが必要となる。北谷津を含め、代替え施設は平成39年の稼動に向けた検討を行う。
 質問・阿久根市の前竹原市長は度々千葉市を訪れ、千葉市の人が開発した「ガイアブラックホール」をごみ処理に活用しようと考えていた事をご存知じか?
 回答・昨年9月に開発者の山本氏から直接お話を聞き、装置も担当者が見せていただきました。
 質問・国内ではすでに福井県のある養鶏業者が10年ほど前にガイアブラックホールの試作機で家畜の糞尿処理にテストとして導入された。また、ウクライナではこの装置をすでに三機導入、ロシアでもこれからごみ処理に導入すると聞く、中国では実験として民間の企業が導入、ベトナム、韓国、タイでもその導入しようという動きがあると聞いているが、その事実を掌握しているのか。
 回答・海外にも輸出しているという話は聞いたが、確認はしていない。
 質問・稲毛新聞の記事で「ガイアブラックホール」は放射性セシウムまで消滅させてしまうと、福島県飯館村で実験した成果を報道。3月号では有害なPCBまで分解されたという記事が掲載されている。これらの記事を見て千葉市はどのように感じているのか。
 回答・実験に立ち会った公的機関に確認したところ、放射能物質が消えてなくなったとは考えておらず、依頼があれば再度試験してみるとのことです。PCBの処理については、廃棄物処理法により、環境大臣が定めた方法以外にできなく、当該処理法は認定を受けていない事から、公的に認められたものとは考えておりません。
 質問・松戸市で実験した成果を聞き、ためらっていたと聞いているが、松戸市の実験は3日間で中止したといわれる。この装置を本格稼動させるには1週間の予備運転が必要と聞く。然るに松戸市は予備運転をせず、いきなり放射性セシウムに汚染された草木をガイアブラックホールに投入したので充分な検証が不可能だったと実験者は語る。そのことを信ずる千葉市の取り組み方は可笑しいのではないか。
 回答・松戸市に確認したところ、実験は昨年10月に10日間ほど行われたが、松戸市は実験の場所を提供しただけで、実験には関っていないので、関ったとは言わないでいただきたいと話したとのことです。実験の結果はうまくいかなかったと聞いています。
 質問・聞くところによると、放射性セシウム、PCB、ダイオキシン等の人体に有害な物質を分解・消滅させる手段は、「ガイアブラックホール」に以外ないと物理専門学者が言っていると聞くが、千葉市はごみ処理に、これを活用しようという考えはないのか。
 回答・当該装置による放射性セシウムやPCBが分解・消滅された事が証明されていない以上、活用する考えはない。
 質問・ごみの焼却場建設に数百億円の費用がかかる。100億円を投じるとすれば、約200台設置できる。200台があれば、1日約800トンのごみが処理できる。南房総市では2台もあれば市民が排出するごみは全て処理できると聞く。しかも、電気も燃料代も必要なく、灰もほとんど残らず、ダイオキシンも発生しない、空気を汚さないばかりか、逆に周辺はマイナスイオンが多い綺麗な空気になる。この夢のような装置が千葉市の人が開発した。千葉市は全国に先駆けて実施を検討すべきではないか。
 回答・ガイアブラックホールにより家庭ごみが処理できるというデータ及び事例が示されておらず、見解できません。
 質問・千葉の柏市、松戸、白井市、我孫子市などの東葛地方では放射能に汚染された土壌をどう処理するかの対処方法がなく、困り果てている。「ガイアブラックホール」は放射能に汚染された土壌をクリーンに出来ると実験で証明されている。早急に調査し検討する気持はないのか。
 回答・当該装置により放射性セシウムが分解・消滅したことは証明されておりません。しかるべき専門機関による検証が必要であると考えております。
 質問・この装置を開発した山本将市社長は、原子力はもちろん、火力、風力、地熱に頼らず、磁石による発電方法も考案していると言われます。
フリーエネルギーが求められている今日、開発者が千葉市であることから、市民の経済効果、税収を含めて大いに注目すべきである。熊谷市長は公約に「科学都市千葉」を掲げている。まさにこの画期的なごみ削減装置は科学都市にふさわしい発明だと確信するが、今後の対応を伺いたい。
 回答・ガイアブラックホールによるごみ減量効果など、データ及び事例が示されておらず、見解できません。事業者間での責任ある検証が必要であると考えております。
 質問・地元の企業が開発したガイアブラックホールは世界のその道の学者が認めている。近々、大学と共同実験を行うと聞いている。千葉市も立ち会って検証すべきだと考えるがどうか。
 回答・確認ができないため、立会いは考えておりません。
【宍倉清蔵氏談】回答を見る限り、全く誠意のない回答だ。中央省庁の意向を踏襲する姿勢は忠実だが、自分達自ら勉強しようという意思がなく、まるで主体性がない。

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千葉市の人事 1809人の大異動
教育次長に小池よね子氏

財政局長・宍倉輝雄

総務局長・平賀周

保健福祉局長・生田直樹

市民局長・金親芳彦

建設局長・中台公明

都市局次長・河野功

消防局長・石井幸一

建設局次長・高橋澄夫

教育次長・小池よね子

会計管理者・鈴木英一
 千葉市は4月1日、局長級から新規雇用を含め合計1869名の大幅な人事異動を発表した。
 局長級は定年退職で欠員となったポストの補充で会計管理者には市民局長だった鈴木英一氏、教育委員会次長は美浜区長の小池よね子氏を起用した。
 また、総務局に危機管理監を新設、市民局に市民自治推進部と生活文化スポーツ部を、経済農政局に集客観光課を新設した。
【局長級】(カッコは前職)
○総務局長・平賀周(財政局長)○財政局長・宍倉輝雄(財政局財政部長)○市民局長・金親芳彦(総務局情報統括部長)○保健福祉局長・生田直樹【保健福祉局次長)○保健福祉局次長・田辺裕雄(財政局税務部長)○都市局次長・河野功(都市局次長・都市局公園緑地部部長事務取扱)○建設局長・中台公明(建設局土木部長)○建設局次長・水道局長併任・高橋 澄夫(建設局下水道建設部長)○消防局長・石井幸一(消防局総務部長)○会計管理者・鈴木英一(市民局長)○教育委員会事務局へ出向・教育次長・小池よね子(美浜区役所区長)
【部長級】
○総務局危機管理監・総務局危機管理課長事務取扱・大麻精(消防局総務部参事・消防局総務部総務課長事務取扱)○総務局市長公室長・総務局市長公室秘書課長事務取扱・鎌田栄(総務局市長公室長)○総務局情報統括部長・片桐康之(総合政策局市民自治推進部長)○財政局財政部長・小池浩和 (財政局財政部財政課長)○財政局税務部長・ 黒川治喜(人事委員会事務局長)○市民局市民自治推進部長・大曽根裕(緑区役所区長)○市民局生活文化スポーツ部長・角田勝美(中央卸売市場長)○環境局環境保全部長・渡辺茂(環境局環境保全部環境総務課長)○経済農政局農政部長・藤原信之(市民局市民部長)○中央卸売市場長・深山博司(建設局建設総務課長)○都市局建築部長・桜田武(都市局建築部住宅政策課長)○都市局公園緑地部長 ・岡田進(動物公園長)○建設局土木部長・永名淳悟 (建設局道路部道路計画課長)○建設局下水道建設部長・椎名建之(建設局下水道管理部技監)○緑区長・大野恵助(経済農政局農政部長)○美浜区長・土屋稔(環境局環境保全部長)○会計室長・宇留間正(市民局生活文化部長)○教育委員会事務局へ出向・生涯学習部長・原誠司(総合政策局総合政策部政策企画課長)
【行政委員会等】
○ 人事委員会事務局出向・人事委員会事務局長・植草久夫(議会事務局次長)○議会事務局次長・宮野清(議会事務局総務課長)

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