環境省のキャンペーンで大口氏が「受け入れ」訴え
静岡市
がれき処理に協力を
公明新聞:2012年3月18日付
公明党の大口善徳衆院議員は17日、静岡市で開かれた環境省の「みんなの力でがれき処理街頭キャンペーン」に参加し、東日本大震災で発生した災害廃棄物(がれき)の広域処理の推進に対する理解と協力を呼び掛けた。
マイクを握った大口氏は、「先週、被災地を訪れた際、がれきの仮置き場近くの仮設住宅に住む女性が、『がれきを見ると涙が止まらない。心の傷がずっと続いている』と訴えていた」と強調。その上で、「日本中が助け合い、がれき処理を何とかしなければ被災地の復興は進まない」と力説し、安全性に対する国の説明責任と財政支援を前提に、がれき受け入れへの理解を求めた。
この後、大口氏は商店街で、災害廃棄物処理の現状や安全性をアピールするチラシを道行く市民に手渡し、協力を呼び掛けた。
キャンペーン会場では、被災地の声やがれきの現状を伝えるパネル展示や宮城、岩手両県のミニ物産展を開催。災害廃棄物の放射能測定コーナーとともに、県内でいち早くがれきの試験溶融を行った島田市の一般ごみと混合ごみ(一般ごみと岩手県山田町から運んだ災害廃棄物=木材チップ=の混合)の焼却灰が測定器で比較できる展示も設けられた。
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