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いわき 大規模余震から1年
4月11日 15時41分

いわき 大規模余震から1年
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東日本大震災から1か月後に福島県で震度6弱を観測し、4人が犠牲になった大規模な余震から11日で1年がたちます。住宅が土砂に巻き込まれて3人が死亡したいわき市の現場で、遺族たちが犠牲者を慰霊しました。

この余震は、去年4月11日の午後5時すぎに福島県浜通りを震源に起きたもので、いわき市と中島村で震度6弱を観測しました。福島県内では東日本大震災のあと最も大きな余震で、いわき市田人町の2か所で大規模な土砂崩れが発生して合わせて4人が亡くなりました。
このうち、住宅が大量の土砂に巻き込まれて3人が死亡した石住地区の現場では、11日、遺族や地元の人たちおよそ50人が集まり、犠牲者に黙とうを捧げました。そして、高校生だった娘の愛さんを亡くした高橋久雄さんが「あのときから時間は止まったままですが、きょうは皆さんに集まってもらい、3人も喜んでいると思います」と遺族を代表してあいさつしました。このあと、参列した人たちは祭壇に線香をあげ犠牲者の霊を慰めていました。
高橋さんは「生き残った家族がいるので、気持ちを切り替えてでも、これから生活を送っていかなければいけないと感じています」と話していました。           

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