社会

胎内市 堆肥を微生物で除染し、販売へ
(新潟県)
 胎内市の堆肥から放射性セシウムが検出された問題で、市は9日夜、住民説明会を開き、微生物を使って堆肥を除染する方針を伝えた。

 この問題は、胎内市で生産された堆肥から、去年8月、1キロあたり330ベクレルの放射性セシウムが検出されたもの。国の暫定規制値を下回っていたが、市は販売を中止して、堆肥1200トンを一時保管していた。
 9日夜の説明会で、市側は、堆肥に微生物を散布してセシウムの濃度を100ベクレル未満まで引き下げ、その上で県外の企業に販売する方針を伝えた。これに対し、住民からは「どういうメカニズムでセシウムの濃度が下がるのかわからない」など、疑問や不安の声が出た。
 市は今月中にも微生物を使った除染の実験を始める予定だ。
[ 4/10 12:41 テレビ新潟]