人の手からエサを食べたり、近くに寄ってきてエサを催促したり――。人に慣れているスズメの群れが全国で見つかっている。逃げ足が速いはずのスズメの「変心」の理由はよくわかっておらず、専門家も首をひねっている。
東京大の樋口広芳教授(生態学)によると、3〜4年ほど前はまだ珍しい現象だったが、最近ではネットにも数多くの動画が投稿されている。
ネット上の記載や樋口教授の調査などによると、北海道から九州まで8都道府県で同様の現象が見られている。東京都内でもお台場や上野公園で人慣れしたスズメが確認されている。