液晶パネル事業の不振などから業績が悪化しているシャープは10日、赤字幅が過去最大3800億円に拡大すると発表しました。
シャープは10日夜の会見で、昨年度の赤字額は2月発表の2900億円からさらに拡大し、過去最大の3800億円に達する見込みだとしました。主力である液晶パネル事業の想定を超える悪化などから売り上げ高が、1000億円減少したことに加え、構造改革費用を積み増したことが原因だということです。また液晶パネルを生産する主力の堺工場は、経営している子会社の株のおよそ46.5パーセントを台湾の企業家に売却することなどを受け連結子会社からはずれる見通しです。
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