2011年06月18日 テーマ:静かな侵略

新潟が、いや日本の危機 その④

佐渡そして新潟の位置する危険、そして中共や北の動静も理解されたと思います。今回からはどうしてこんなことになってしまったのかを、流れと関連する人物を中心に書きます。

1972年9月28日北京において、田中角栄総理と周恩来首相の間で日中国交回復が調印されました。まあパンダというお土産もあり成果と評価されました。しかし、当時アメリカもニクソンとキッシンジャーで国交回復進めていました。

アメリカにとっては、日本が勝手に進めたことに不満はあるし、そのあとにおきる中共の戦略にも田中首相で大丈夫なのかということもあります。

そして北朝鮮の工作員の動きも激しくなってきました。

この日中国交回復の際、周恩来から自筆の色紙が田中総理に手渡されました。何と書いてあったかは、今となってはわかりませんが、日本への要求とそれに田中総理が答えられるかどうかのメッセージでした。

要は極めて失礼な話で器を試されたのです。

その催促が、その年に起こった中共の領海侵犯による佐渡方向へのミサイル発射です。国交を回復したばかりの相手に、しかも日本海に出てきて、それも領海侵犯をして、ミサイルを田中総理の地元の近くで発射させたのです。

ここに現在の新潟の危機の一因があると思います。

こうしたことが原因でアメリカはピーナッツを飛ばし(黒いピーナッツ事件と呼ばれ、日本の検察に送られたロッキードの資料をピーナッツという暗号で呼んだからです。本当のピーナッツが空を飛んできたのではありません)日本の総理の逮捕となりました。

この時に日本は中共との付き合い方を毅然としなければならなかったのです。新潟の皆さん、私はけして田中総理を否定しているのでもなければ批判しているわけでもありません。新潟県に大きな貢献をしていると思います。でもここに地元への利益誘導という政治の悪い体質もあることは否定できないと思います。

私は日本と日本人の利益を基本に考えますので、いいものはいい、駄目なものは駄目と、あくまで私の基準かも知れませんがはっきり述べさせていただきます。

このミサイル事件で、中共はさらに尖閣まで主張し、南京事件まで朝日の馬鹿を利用してたたみこんできたのです。この時から舐められているのです。こんなミサイルを領海侵犯してまでするような国とは、もっと成熟してからでないと国交は出来ないとはっきりそれなりのシグナルを送れなかったことが、現在の日本に対する中共の傲慢さにつながっていると思います。

アメリカは、国交回復して外交辞令かどうか知りませんが「これで中共の皆さんアメリカにどうぞいらしてください」と言いました。中共は鄧小平が「私の出身の四川省だけでも一億人です。我々が行っただけでもアメリカの国民の半分になります」

アメリカはこれに驚き、これ以来中共に厳しいビザの条件を変えていません。

ところが田中総理は自分の故郷自慢をし、私の地元で歓迎します、新潟は素晴らしい所です、と答えたのです。中共からすれば北朝鮮を隔ててはいるものの日本への至近距離である新潟に歓迎されると言う願ってもないことでした。まぁ、故郷自慢はとてもいいのですが、日本の総理です、国の全体を考えてもらいたかったと思います。

上越新幹線、田中総理の功績で地方としてはいち早く開通しました。新潟県民にとってはとっても良かったことは間違いありません。

でも少し考えて下さい、本来ならそのまま山形・秋田と伸びるのが普通ですよね。わざわざ東北新幹線から山越えで、山形秋田とそれぞれ伸ばす必要ありません。そうです上越新幹線は新潟だけの新幹線なのです。今後に予想される中共人の人達の便利も、田中総理の中共人への「我が故郷、新潟にようこそ」のメッセージの意味があるのです。

田中総理の中共への思いは、田中派つまり小沢、田中真紀子、を始め小沢の新進党に参加する元自民党の、岡田、鹿野、北川とつながれました。田中真紀子は、角栄のお譲ちゃんとちやほやされ、中共の言うこと何でも聞いてしまいます。当然小沢も角栄の秘蔵っ子という見方をされちやほやされます。ですから、小沢と言うのは中共に人脈はあっても物を言える政治家なのではありません。中共にいいように利用できる都合のいい政治家と言うだけです。中共との外交などとんでもないことです。

ですから関連の竹下、海部、橋本、二階とどんどん取り込まれていきました。

河野一郎も周恩来、鄧小平とのパイプから、河野洋平そして太郎とそのグループが親中派となっていくのです。そして民主となり、参議院で逆転すると新潟の本来の保守が弱体化し始め、ロシアを受け入れ、北朝鮮受け入れ、韓国受け入れ、昨年に本格的に中共受け入れるようになってしまいました。

このような経緯が、新潟の位置する場所そして田中角栄という人物により北東アジアへの開放の基礎となったのです。

この後、具体的人物の人なりと役割を書きます。

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