情報倫理とセキュリティのためのガイド
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2005.4.1/東京工業大学 東京工業大学情報倫理委員会

情報倫理とセキュリティのためのガイド(情報倫理篇)

倫理的・法的規則篇(その4:ミニブログ、ブログ、SNSの利用:詳細)


ミニブログ(Twitter, Google+等)、ブログ、
SNS(Mixi, GREE, Mobage, Facebook等)の利用における注意


 これらの大きくSNS(Social network service)と呼ばれるメディアサービスは、実名あるいは匿名で、不特定多数に情報発信可能な便利なサービスです。しかし、ここで発信・公開される情報には、その信憑性に関する注意が必要なこと以外に、基本的に誰もが色々な検索手段で部分的にあるいは網羅的にアクセス可能であることによって複雑な問題が発生し、様々な観点からの注意が必要です。  まず、その発言が多くの人を傷つける可能性を忘れてはなりません。立場が変われば、ものの見方は変わるのです。貴方にとって正しくても、またただ単に事実を伝えていると思っていても、他人にとっては必ずしもそうではありません。しかも背景の説明を省かれ引用された発言が一人歩きすることもあって、その内容に反発する人々から、容 赦ない攻撃を受けることもあります。さらに、ことさら内容をねじ曲げて解釈し、悪意をもって攻撃する人も多数存在するのです。

 まず、その発言が多くの人を傷つける可能性を忘れてはなりません。立場が変われば、ものの見方は変わるのです。貴方にとって正しくても、またただ単に事実を伝えていると思っていても、他人にとっては必ずしもそうではありません。しかも背景の説明を省かれ引用された発言が一人歩きすることもあって、その内容に反発する人々から、容 赦ない攻撃を受けることもあります。さらに、ことさら内容をねじ曲げて解釈し、悪意をもって攻撃する人も多数存在するのです。

 また誰にでも失敗はありますが、他人の失敗を、迂闊に載せてしまうと、必要以上の社会的制裁をその人に与えてしまうこともあります。匿名だと思っていても、その読者や、読者の書き込み内容の持つ情報によって発信者の身元が判明する場合が殆どです。その結果、自ら深い痛手を受けてしまうことが多々ありますし、記載対象となった人物も特定されて、傷つける必要の無い人を深く傷つけてしまうこともあります。

 また、仲間うちを念頭に書き込んだ事柄が、全くの他人の目に触れたときに、思わぬ誤解から大きな問題となることも見られます。低級な自慢話を考え無しに書くことは、匿名性が破られることが多いことを考えると大変愚かな事です。

 入学した時点から、貴方のネット上の行動は東工大生の行動として見られていると考えて間違いないでしょう。大学の評価も、貴方のネット上の行動によっても、大きく左右される時代となったのです。十分な自覚をもって行動して下さい。

 さらに大学で研究を行うようになると、SNSを通じての研究上の機密情報流出にも気をつける必要があります。SNSを悪用するワームなどの存在なども知られています。

 初歩的ですが、SNSで語られる善良な人物像の仮面の裏側は、犯罪意図をもった邪悪な人物や組織であったりすることもあります。迂闊に個人情報を渡してしまったり、危険な場所に呼び出されたりしないように注意しましょう。またこれらのメディアの利用に中毒的にのめり込むことなく、勉学の時間を確保することも、大変大事なことです。

(文責 情報倫理WG)

 

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