【福岡】被災地のがれき「受け入れ方向」1組合のみ

04/07 12:33 更新

国が要請している被災地のがれき受け入れについて、福岡県は各市町村の意向を取りまとめ環境省に回答しました。福岡県は先月、国から要請を受けたがれきの広域処理について、県内60市町村に対して受け入れの検討を要請していました。県によりますと、6日までにほとんどの市町村から回答があり、「受け入れる方向で検討中」としたのは、田川郡香春町など4つの町村で作る廃棄物処理組合のみでした。北九州市も、運搬方法など「検討結果を市民らに示し最終判断したい」と国に報告しています。一方、「受け入れられない」と回答したのはあわせて32の市町村で、「住民の同意を得るのが困難」あるいは「最終処分場の残余容量が少ない」などの理由を挙げています。福岡県は、この集計結果を6日環境省に回答しました。今後も、受け入れに向けた条件面の調整などで支援したいとしています。