沖縄・米軍嘉手納基地に弾道ミサイルに対応する高高度観測機「HALO」が飛来

  • 2012年 04月11日 01時34分
  • 提供元:FNNニュース
北朝鮮は10日、長距離弾道ミサイルの発射準備が完了したことを明らかにした。こうした中、沖縄のアメリカ軍嘉手納基地に、弾道ミサイルに対応するアメリカの高高度観測機「HALO(ハロ)」が飛来した。10日夕方、中国の北京空港に姿を現し、これから向かうという北朝鮮を擁護するのは、あのデヴィ・スカルノ夫人。デヴィ夫人は「一生懸命頑張ってる国ですので、私は応援してあげたいです」と話した。ピョンヤンの金日成広場を埋め尽くす市民たち。朝鮮中央テレビは「敬愛なる金正恩同志の指導に従い、歴史的会議に参加できた感激を抑えられませんでした」と報じた。国際的にミサイル発射が問題視される中、11日、ピョンヤンでは朝鮮労働党代表者会が開かれ、その場で金正恩(キム・ジョンウン)氏が、党のトップ「総書記」に就任するとみられる。まさに、祝賀ムード一色となっている。招待客としてピョンヤンへ向かうデヴィ夫人にミサイルについて聞くと、「衛星だと思います。衛星に決まっています。日本であまり大げさに騒いでおりますけれども、ちょっとばかげたことじゃないかと思います」と話した。そのロケットと主張するミサイルについて、10日、北朝鮮側から新たな発表があった。朝鮮宇宙空間技術委員会は「8日に発射場をご覧になったように、衛星の組み立てと準備が行われている。その作業も、きょう中に完了すると見込んでいる」と述べた。北朝鮮は予定通り、12日から16日までの予告期間に打ち上げることをあらためて強調した。こうした中、沖縄のアメリカ軍嘉手納基地には新たな動きがあった。機首の上が奇妙に膨らんだ機体。これは、弾道ミサイルに対応するアメリカの高高度観測機「HALO」。今回初めて日本へ飛来した「HALO」では、機体上部に収納された高性能の赤外線監視システムで、弾道ミサイルや迎撃ミサイルの飛翔(ひしょう)を監視・記録することができるという。そのほかの監視用航空機も総動員しているアメリカ。発射まであと2日、カウントダウンが進んでいる。
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