アセアン首脳会議「南シナ海問題国際化反対で中国と一致」=中国

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  カンボジアの首都・プノンペンで2日間開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が4日閉幕した。中国メディア・新民網は6日、「アセアン各国は中国と一致し、南シナ海問題の国際化に反対した」とする記事を掲載した。

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  記事は、今回の首脳会議において「南シナ海問題について立場が分かれる場面があった」とし、フィリピンやベトナムが「アセアン加盟国によって『南シナ海行動準則』を制定した後で中国と会談を行うべき」と求め、閉幕会議でフィリピンのアキノ大統領が「関係諸国が国連海洋条約に基づいて最終的に解決する」と提案したことに対して、議長国のカンボジアが異議を唱えたことを伝えた。

  カンボジアのフンセン首相は「アセアン各国は中国とともに、この問題の国際化に反対する。アセアンと中国との間に見解の違いがあるという人がいるが、それは間違いだ」と語るとともに、中国からの圧力があったことを否定した。

  そして、アセアン加盟国と中国との間で締結し、いかなる外部の干渉を受けない「南シナ海行動宣言」に基づいて、二国間の協議によってのみ南シナ海問題を解決できるとするアセアンとしての立場を強調した。(編集担当:柳川俊之)

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