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千葉 直売用シイタケ新基準超える
4月9日 22時29分

千葉 直売用シイタケ新基準超える
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千葉県白井市の農家が育てた直売所で販売するためのシイタケから、国の新しい基準の1キログラム当たり100ベクレルを大幅に上回る放射性セシウムが検出されました。この農家は、先月、市内の無人の直売所でシイタケを販売しており、県は、検査の結果が出るまでは出荷や販売をしないよう周知を徹底したいとしています。

千葉県によりますと、放射性セシウムが検出されたのは、白井市の農家が原木を使って露地栽培した直売所で販売するためのシイタケです。
今月から厳しくなった新しい基準の1キログラム当たり100ベクレルを大幅に上回る740ベクレルが検出されました。
このため県は、白井市内の農家に対して同じように栽培されたシイタケについて、出荷や販売をしないよう自粛を求めました。
千葉県によりますと、この農家は、検査を受ける前の先月20日から25日にかけて白井市内の無人の直売所で250グラム分のシイタケを袋に入れて販売し、合わせて17袋を売ったということです。
この農家は年間60キロほどのシイタケを無人の直売所で販売する小規模な農家で、販売したあと不安になり、市に検査を依頼してきたということです。
千葉県森林課は「小規模農家に対して、検査の結果が出るまでは出荷や販売をしないよう、周知を徹底したい」と話しています。

栃木県でも7市町でシイタケが新基準超え

一方、栃木県でも、9日、県が行った検査の結果、7つの市や町の露地や農業用ハウスで栽培された原木シイタケから国の新しい基準の1キログラム当たり100ベクレルを上回る放射性セシウムが検出されました。
数値が高かったのはいずれも露地栽培の原木シイタケで、塩谷町のものが950ベクレル、さくら市のものが530ベクレル、矢板市や那須町のものが520ベクレルなどでした。
栃木県は、先月から新しい基準にのっとったシイタケの検査を行っていて、すでに18の市と町に出荷の自粛を要請していますが、新たに那須町の露地栽培とハウス栽培の原木シイタケ、芳賀町のハウス栽培の原木シイタケについて出荷の自粛を要請しました。
国の新しい基準が適用されたあとの検査で基準を超える食品が出たのは、栃木県内ではこれが初めてです。

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