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離島に新1年生 小学校9年ぶり再開4月9日 17時43分
山口県柳井市の離島で、休校となっていた小学校に新1年生1人が入学し、学校が9年ぶりに再開しました。
瀬戸内海にある平郡島の平郡東小学校は140年の歴史がありますが、9年前に生徒がいなくなり、休校になっていました。
ことしは、神奈川県から引っ越してきた松川潤さんの長女、洵子ちゃんが新1年生になるのに合わせて9年ぶりに学校が再開し、入学式と開校式が併せて行われました。新たに就任した中原誠輔校長は、「入学式ができることを本当にうれしく思います。いろいろな機会をとらえて、学校と地域の絆を深めていきたいです」とあいさつしました。
式の終わりには、およそ30人の島の住民も一緒になって校歌を歌いました。
ピンク色のランドセルを背負って、学校の前で記念写真を撮った洵子ちゃんは、「これからお勉強に頑張りたいです」と話していました。平郡島は、60年前にはおよそ3800人が住んでいましたが、過疎と高齢化で、現在はおよそ420人まで減り、住民の8割が65歳以上です。
島では、小学校の再開に合わせて地域を盛り上げていこうと、来月には島民運動会と小学校の運動会を一緒に行うということです。
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