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“支離滅裂も 丁寧に説明を”
4月10日 19時9分

“支離滅裂も 丁寧に説明を”
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藤村官房長官は、午後の記者会見で、大阪市の橋下市長が福井県にある関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡る政府の対応を批判したことについて、「ちょっと支離滅裂なところもあるように思うが、丁寧に説明もし、意見を伺っていく姿勢だ」と述べました。

大飯原発の運転再開を巡る政府の対応について、大阪市の橋下市長は、10日午前、記者団に対し、「民主党政権は、電力問題は国の専権事項だと割り切ったのかもしれない。国がすべて決めてから、説明して理解を得るというのは、ありえない」と批判しました。
そのうえで、橋下市長は、大阪市が大阪府と作る府市統合本部で、原発の運転再開に関する8つの条件の最終案を取りまとめたことに関連して、「8つの条件なんて無視すればいい。有権者の判断するよりどころであり、有権者には次の総選挙で責任持って投票してもらいたい」と述べました。
これについて、藤村官房長官は、午後の記者会見で、「橋下さんは、自分たちの条件が生かされたかは、あまり関係ないという趣旨のことも言っておられ、ちょっと支離滅裂なところもあるように思う。きちんと検討しているなら、『ちゃんと聞いてくれ』と言うほうが正論ではないか」と述べました。
その一方で、藤村長官は「当然、私どもは関係自治体に丁寧に説明もし、意見を伺っていくという姿勢だ。大阪市は関西電力のいちばんの大株主なので、意見としては重要なものだと受け止められる」と述べました。

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