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滋賀県 原発の安全性検討委設置へ4月10日 17時32分
福井県にある関西電力の大飯原子力発電所の運転再開を巡る動きが活発になるなか、滋賀県の嘉田知事は、専門家を集めた委員会を作り、原発の安全性などを独自に検討していくことを明らかにしました。
関西電力大飯原発の運転再開を巡って、野田総理大臣ら関係閣僚は、関西電力から提出された安全対策の工程表が政府の新たな安全基準におおむね適合していると判断し、運転再開の必要性について、週内に最終的な判断を行うことにしています。
こうしたなか、滋賀県の嘉田知事は、10日の会見で、原子力やリスク管理など幅広い分野の専門家を集めた委員会を作ると明らかにしました。
委員会では、大飯原発をはじめとする福井県にある原発の安全性や将来的なリスクなどを独自に検討するということで、嘉田知事は「できるだけ速やかに立ち上げ、大飯原発の再稼働について意見をまとめたい」と述べました。
また、関西電力の管内では原発の運転が再開されないと電力が不足するおそれがあるという政府の電力需給の見通しについて、嘉田知事は「需要は高く、供給は低く見積もるということが関西電力や政府の去年からのやり方で信頼性に疑問が残る。再稼働に向けたシナリオのように感じ、不満だ」と批判しました。
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