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業務用小麦粉 7月から値下げへ4月10日 5時49分
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政府から売り渡される輸入小麦の価格が、今月から引き下げられたことを受けて、製粉最大手の「日清製粉」は、パンなどの原料となる業務用の小麦粉をことし7月から値下げすることを決めました。
輸入小麦は、供給量を安定的に確保するため政府が一元的に買い付けたあと、製粉会社などに売り渡されています。
その売り渡し価格は、これまで新興国の需要拡大などで値上げが続いていましたが、円高で買い付け価格が抑えられていることなどから、今月から平均で15%引き下げられました。
これを受けて日清製粉は、業務用の小麦粉の価格を7月10日から値下げすることを決めました。
具体的には、25キログラム当たりの平均で、パンなどに使われる「強力粉」が240円、うどんや菓子などに使われる「中力粉」と「薄力粉」が255円、それぞれ引き下げられます。
製粉業界では「日本製粉」や「昭和産業」も値下げを検討しており、パンや麺類などの小売り価格に今後、どの程度反映されるか注目されます。
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