関西電力:子会社など 大阪府と大阪市の天下り69人在籍
毎日新聞 2012年04月10日 12時45分(最終更新 04月10日 13時01分)
大阪府と大阪市の「エネルギー戦略会議」が10日、市内で開かれ、出席した関西電力は国や自治体出身者について、11年度末時点で子会社や関連会社に計69人在籍していることを明らかにした。さらに同会議では、筆頭株主の市が推薦する民間人や有識者を市民代表として取締役にするよう求める方針を決めた。
関電からは岩根茂樹副社長らが出席。公務員出身者数は、同会議の質問状に対する回答として明らかにした。回答によると、国家公務員OBは、国土交通省13人▽経済産業省3人▽環境省2人など。
また、関電から外部への寄付金が10年度で約600件、計16億9500万円に上ることも公表した。内訳は地方自治体などに約70件、6億9900万円▽公益法人などに約100件、4億4300万円▽その他の団体に約430件、5億5300万円。【林由紀子、江口一、横山三加子】