大阪市:元助役ら幹部7人、関電「天下り」 

毎日新聞 2012年04月10日 02時30分(最終更新 04月10日 08時37分)

 大阪市の元幹部7人が、関西電力設立翌年の1952年から、同社の監査役(非常勤)に再就職していたことが分かった。東京電力福島第1原発事故後の昨年6月にも就任していた。複数の元幹部は、市幹部を通じて関電側から打診を受けたと証言。市は関電の筆頭株主で、橋下徹市長は全原発の廃止や天下り禁止などの株主提案をする方針を固めている。こうした中、市OBが関電から継続的にポストを提供されることの是非が問われそうだ。

 有価証券報告書や関係者の証言によると、7人は市の助役や収入役、財政局長の経験者。市を退職後、市の外郭団体幹部を経るケースもある。再就職は79年に中断したが87年に再開、現在も続いている。現在の任期は4年で、多い月で取締役会などに4回程度出席。関電によると、10年度は市OBを含む社外監査役4人に計3300万円の報酬を支払った。

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