Jアラート、県内で再試験 那覇市でまた不具合
2012年4月10日(火)12時20分配信 琉球新報
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北朝鮮の「衛星」打ち上げ実験に備え、消防庁は10日、全国瞬時警報システム(Jアラート)の放送試験を5日に続いて再度実施した。前回の試験では7市町村で緊急情報を受信したものの防災無線で放送が流れないなどの不具合があったため。10日の試験では前回防災無線が流れなかった沖縄市、浦添市、南城市など6市町村とも防災無線が放送されたが、那覇市内1カ所で放送されなかった。5日の試験で送信された「攻撃対象地域」という表現は「対象地域」に修正された。
再試験は午後1時と同1時半に行われた。受信した緊急情報を自動的に防災無線で伝達する県内26市町村の運用状況や、そのほかの市町村で緊急情報が正確に受信できるか確認した。
那覇市では防災無線で情報が伝達されたが、市内44カ所の防災無線のうち漫湖公園の西側で放送が流れなかった。同市は不具合の原因を調べる方針。沖縄市や浦添市、南城市などでは受信と防災無線の放送が2回とも順調に行われた。【琉球新報電子版】