2011年6月29日1時40分
ソニーが28日公表したハワード・ストリンガー会長兼社長の2011年3月期の役員報酬額は、ストックオプション(自社株購入権)を含む総額で8億6300万円で、前年を4850万円上回った。
同期の連結決算は2595億円の純損失で、赤字は3期連続。それでも報酬額が上がったのは、現金の代わりにソニー株の購入権で受け取るストックオプションの評価額が上がったためだ。
報酬の内訳は、基本報酬が2億9500万円、業績連動報酬が5千万円、ストックオプション分が5億1800万円。業績連動部分は前年から半減した。ストックオプションの評価額は10年11月18日の株価で算出。当時のソニー株は1株2945円と、前年の基準日より435円高かった。