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ダルビッシュ投手 5失点も初勝利
4月10日 13時26分

ダルビッシュ投手 5失点も初勝利

大リーグ、レンジャーズのダルビッシュ有投手が9日、マリナーズ戦で公式戦に初登板し、先発として6回途中まで投げて、5点を失ったものの、チームは11対5で勝ち、ダルビッシュ投手が勝ち投手となりました。

開幕4戦目の先発を任されたダルビッシュ投手は、1回、コントロールに苦しみ、先頭バッターにストレートのフォアボールを与えました。
また、3番のイチロー選手との初めての対戦では、サードへの内野安打を打たれるなど1アウト満塁のピンチを背負いました。
このあと、2本のタイムリーヒットを打たれて3点を奪われると、再び満塁とされ、8番の川崎宗則選手に押し出しのフォアボールを与えて、1回に4点を失いました。
2回にもイチロー選手に打たれたツーベースヒットをきっかけに、1点を失いましたが、3回、初めて無失点で切り抜けると、4回、5回はいずれも三者凡退に抑えました。
6回は簡単に2アウトを取ったあとフォアボールを出し、さらに続くイチロー選手にはこの試合3本目のヒットを打たれてマウンドを降りました。
ダルビッシュ投手は、6回途中まで投げて5失点で、打たれたヒットは8本、奪った三振は5つ、与えたフォアボールとデッドボールは合わせて5つでした。
また、投げた球数は110球でした。
試合はレンジャーズが4回までに8点を奪って逆転、その後も追加点を挙げて11対5で勝ち、ダルビッシュ投手が勝ち投手となりました。

“体と精神がアンバランスだった”

6回途中5失点ながら大リーグ初登板で初勝利を挙げたレンジャーズのダルビッシュ投手は、試合後の会見で、「落ち着いていて周りもよく見えていたが、体が勝負に行きたがっていて、体と精神がアンバランスな状況だった。味方の打線がいいのは分かっていたので、その後は何とかゼロを並べていればチームに勝利が来ると思っていました」と苦しんだピッチングを振り返りました。
また、イチロー選手と対戦し、4打数3安打と打ち込まれたことについては、「イチロー選手が、もともとすごい選手で自分も綱渡りのようなピッチングで勝負できるような状況になかった」と話しました。
そのうえで、初勝利については「勝ってよかったなと思う。こんなピッチングでファンはあれだけたたえてくれて逆に申し訳なかった」と大歓声のファンに感謝のことばを述べました。

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