「水原市20代女性バラバラ殺人事件」を捜査している警察庁は、初動捜査のミスや虚偽報告などを問題視し、水原中央警察署長のキム・ピョンジェ総警(警務官に次ぐ階級)と刑事課長のチョ・ナムグォン警正(総警に次ぐ階級)を、6日付で京畿地方警察庁警務課に異動させ、待機発令(一時的に職務を与えないこと)を下した。また京畿警察庁聴聞監査担当官室は、この事件の捜査ミスに対する監察に着手した。監察内容は主に被害者が警察に通報した直後の対応、初動捜査、さらにその後の捜索や聞き込みの手抜きなどだ。
事件が発生した今月1日、通報を受けて出動した警察官は、被害者の女性が1分20秒の間に現場を説明し、場所を特定したにも関わらず、13時間にわたり犯人を逮捕できなかった。そのため最終的に被害者の女性は殺害され、遺体はバラバラに切断された状態で発見された。