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2012年4月9日(月) 19:45 |
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乳児死亡、再発防止策まとめ市へ
去年8月、岡山市で病弱な1歳の長女を看病せずに死なせたとして、両親が逮捕された事件で、再発防止策をまとめていた審議会が岡山市に提言を提出しました。
9日は、審議会の検証部会で取りまとめ役を務めた岡山大学大学院の東條光彦教授が、岡山市の金谷副市長に報告書を提出しました。 この事件では、長女が生後11か月の段階で、鳥取県内から岡山市に移り住んだとき、両親が長女の住民票を岡山市に移していませんでした。 このため、その後劣悪な環境に置かれていた長女の状態を市が把握できなかったいう背景があります。 9日の提言では、検診などを受けさせていない虐待や育児放棄の恐れがある幼児が転入・転出する際には、他の市町村との連携を図ることや、孤立しないように地域で相談できる仕組みの充実などが盛り込まれています。 岡山市では、提言を元に再発防止に向けて取り組むことにしています。
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