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国際
【北ミサイル予告】振り回される沖縄 近づく発射予告期間
2012.4.10 00:15
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12日以降とされる北朝鮮による「人工衛星」と称する長距離弾道ミサイル発射実験の予告期間が近づく中、ミサイルが上空を通過する可能性のある沖縄県では、旅行のキャンセルが出始めているほか、航空会社も国際線の航路を変更するなど影響が広がっている。県内の自治体では9日も、総務省が発射情報を速報する「Jアラート」(全国瞬時警報システム)の設備点検に追われており、北朝鮮に振り回される1週間が慌ただしく始まった。
観光にも余波
北朝鮮のミサイルが、沖縄の主要産業である観光にも余波を広げている。那覇市に本社を置く沖縄ツーリストには、9日午前までに、ミサイル発射予告によるキャンセルが7件あった。
さらに「安全は確保されているのか」「(ミサイル発射で)負傷した際の補償はどうなるのか」などの問い合わせもあるという。同社の担当者は「本州からの旅行客を中心に不安が広がっている」と危惧する。
また、日本航空と全日空は9日、マニラ線など3路線で期間中の飛行ルートを変更すると発表。フィリピン当局がミサイル2段目の落下が予想される同国東方沖区域の航路の閉鎖を決定したためで、最大20分ほど到着時間が遅れる可能性があるという。
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