ロシアのセキュリティ企業カスペルスキー研究所の日本法人カスペルスキーは2011年9月、セキュリティソフトの新版を発表。同時に、2006年11月以降ジャストスシステムが行ってきた個人向け製品の販売やサポートを、カスペルスキーが全て行うことを明らかにした。国内市場のシェア拡大に力を入れるカスペルスキー研究所。新製品の発表に合わせて来日した同社CEOユージン・カスペルスキー氏に、日本での戦略などを聞いた。
今回も起用した理由は、前回のキャンペーンが成功したからだ。ただし、当初予想していた成功とは違った。キャンペーンは個人向け製品を対象にしたもので、個人向け製品の販売増を狙ったものだった。だが、数字的にはそれほど振るわなかった。
一方で、予想していなかった成功があった。企業向け製品の売り上げ増だ。
企業の分野によっては、カスペルスキーに対する認知度はあまり高くなく苦戦していた。だが、AKB48を起用した広告のおかげで、カスペルスキーを知らない企業担当者でも、「AKB48が宣伝している製品」と言えば、分かってもらえるようになった。このため、カスペルスキーの企業向け製品を扱っている販売代理店に好評だった。
AKB48によるキャンペーンを始めた2010年9月には、代理店は40社だったが、それからわずか3カ月で、3倍の120社に増えた。企業向け製品の売り上げもおよそ2倍になった。
最初から決まっていたわけではない。状況を鑑みて、今回、契約を解消することにした。
ジャストシステムには大変感謝している。同社に担いでもらえなければ、現在の状況までこられたかは疑問だ。ただ、同社はメーカーであり、長期的な展望に立てば、他社のソフトを販売するパブリッシャーであることのメリットは小さいだろう。
また、カスペルスキーとしても、個人向け製品のシェアを拡大するには、販売やサポートを直接行わないと難しい。そこで今回のタイミングで、契約満了に至った。
今回の契約満了に備え、日本法人では1年半前から販売やサポートなどの体制を強化している。スタッフの数は、ジャストシステムと契約した2006年時点では10人未満だったが、現在では60人程度になった。2011年末までには70人から80人に増やし、2013年には120人程度にする予定だ。
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