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原発運転再開判断 来週も協議か
4月6日 4時47分

原発運転再開判断 来週も協議か
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福井県にある関西電力大飯原子力発電所を巡り、野田政権は6日、3回目となる関係閣僚会議を開き、運転再開の前提となる新たな安全基準を了承する方針です。
ただ、運転再開の判断については、安全性の確認に、なお必要な作業があることから、来週も会議を開催し、協議を続けるものとみられます。

大飯原発の運転再開を巡り、野田政権は5日夜、2回目の関係閣僚会議を開き、新たな安全基準の案について協議しました。
案では、福島第一原発を襲ったような地震や津波が来ても全電源喪失という事態の進展を防ぐ対策が取られていること、ストレステストの1次評価の結果を国が確認していること、さらにストレステストで一層の取り組みを求められたことなどについて電力会社が実施計画を示していることの、3つの基準を示しました。
これについて、出席者からは「表現が難解だ」という指摘が出されましたが、内容は、おおむね了承されました。
これを受けて政府は、5日夜の案を、より分かりやすい文章に修正したうえで、6日に3回目の関係閣僚会議を開き、運転再開の前提となる新たな安全基準を正式に了承することにしています。
ただ、大飯原発の運転再開の判断については、新しい安全基準をクリアしているのかなど、安全性を確認するのに、なお必要な作業があることから、来週も関係閣僚会議を開催し、協議を続けるものとみられます。
一方、こうした政府の動きに対し、大阪市の橋下市長や滋賀県の嘉田知事らは「安全基準づくりには時間をかけるべきだ」とか、「見切り発車だ」などと批判しており、政府の対応に地元や周辺の自治体の理解が得られるかどうかは不透明な情勢です。

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