暴力団組長に依頼して女性警察官の自宅の車の塗装をはがしたとして、岡山県警は6日、県警通信指令課の警部補小寺誠一容疑者(52)を器物損壊と住居侵入の疑いで緊急逮捕し、発表した。「女性の言動に腹が立った」と容疑を認めているという。
県警によると、小寺容疑者は2009年10月の深夜、当時山口組系暴力団組長だった笠原忠行容疑者(52)=同容疑で逮捕=と共謀し、部下の女性警察官(36)の自宅にあった軽乗用車に塗装の剥離(はくり)剤をかけた疑いがある。小寺容疑者は1984年から3年間、暴力団捜査を担当していた。