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大飯原発 安全確認には時間も
4月7日 4時3分

大飯原発 安全確認には時間も

福井県にある関西電力大飯原子力発電所を巡り、運転再開の前提となる新たな安全基準は、6日の関係閣僚会議で決定されました。
野田政権は、この基準にのっとって、安全性が確認できれば、運転再開に向けて地元に理解を求めたい考えですが、慎重な対応を求める自治体も多く、今後、時間がかかることも予想されます。

野田総理大臣は、6日の3回目の関係閣僚会議で、原発が立地する地元自治体からも要望が出ていた、運転再開の前提となる新たな安全基準を決定しました。
これを受けて、枝野経済産業大臣は、新たな安全基準にのっとって、関西電力に対し、安全対策の工程表を作成するよう指示しました。
関西電力は、来週の早い時期に政府に回答する見通しで、野田政権は来週以降、複数回、関係閣僚会議を開いて、工程表の内容を慎重に検討することにしています。
その結果、問題がなければ、大飯原発を運転再開しても安全性が確保されると判断することにしています。
そのうえで、枝野経済産業大臣を福井県に派遣して、政府の判断について丁寧に説明するとともに、運転再開に向けて地元の理解を求めることにしています。
しかし、新たな安全基準が、野田総理大臣の策定の指示から僅か3日後に決定されたことに、「拙速だ」として、慎重な対応を求める自治体も多く、今後、時間がかかることも予想されます。

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