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大飯原発巡り閣僚会議始まる4月9日 19時34分
福井県にある大飯原子力発電所の運転再開を巡り、野田政権は、9日夜、4回目の関係閣僚会議を開いていて、関西電力が提出した安全対策の工程表が政府の新たな安全基準に適合しているのかどうか、慎重に検討しているものとみられます。
野田総理大臣は、関西電力から大飯原発の安全対策の工程表が提出されたことを受け、藤村官房長官、枝野経済産業大臣、細野原発事故担当大臣による、4回目の関係閣僚会議を9日夜、開いています。この中で野田総理大臣は「前回の会合で、原発の再稼働の安全性の判断基準について、4大臣としての考えをまとめた。きょうは、それを踏まえ、大飯原発の3号機と4号機について判断基準を満たしているかどうか、枝野大臣から報告を受け、4大臣でしっかり検討したい」と述べました。
会議では、緊急時に格納容器の圧力を下げるため、放射性物質の放出を減らすフィルターが付いたベントの設備を、平成27年度に設置するなどとした工程表について、政府が先週決定した新たな安全基準に適合しているのかどうか、慎重に検討しているものとみられます。
会議の終了後、枝野経済産業大臣が記者会見し、検討の内容を説明することになっています。
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