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「内閣不支持」初めて半数超す
4月9日 19時11分

NHKが行った世論調査によりますと、野田内閣を「支持する」と答えた人は30%で、先月の調査より3ポイント下がったのに対し、「支持しない」と答えた人は53%で、内閣発足以来、初めて半数を上回りました。

NHKは、今月6日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。
調査の対象となったのは1665人で、64%に当たる1068人から回答を得ました。
それによりますと、野田内閣を「支持する」と答えた人は30%で、先月の調査より3ポイント下がりました。
これに対し、「支持しない」と答えた人は、先月より5ポイント上がって53%となり、去年9月の内閣発足以来、初めて半数を上回りました。
支持する理由では、▽「他の内閣より良さそうだから」が46%、▽「人柄が信頼できるから」が28%だったのに対し、支持しない理由では、▽「政策に期待が持てないから」が46%、▽「実行力がないから」が27%などとなっています。
次に、野田内閣が進める「社会保障と税の一体改革」の取り組みを評価するかどうか聞いたところ、▽「大いに評価する」が2%、▽「ある程度評価する」が29%、▽「あまり評価しない」が42%、▽「まったく評価しない」が20%で、「評価しない」と答えた人が「評価する」と答えた人を30ポイント余り上回りました。
また、政府が消費税率を引き上げるための法案を今の国会で成立させるとしていることへの賛否を聞いたところ、▽「賛成」が25%、▽「反対」が36%、▽「どちらともいえない」が35%でした。このうち、「反対」と答えた人に理由を尋ねたところ、▽「行政改革や国会議員の定数削減が進んでいないから」が46%で最も多く、▽「家計の負担が増えるから」が22%、▽「社会保障の改革が不十分だから」が15%、▽「日本の経済に悪い影響を与えるから」が11%でした。
次に定期検査のために停止している原子力発電所の運転再開について賛否を聞いたところ、▽「賛成」が15%、▽「反対」が39%、▽「どちらともいえない」が42%でした。
一方、今後、政権の枠組みがどのようになるのが望ましいと思うか尋ねたところ、▽「民主党中心の政権」が5%、▽「自民党中心の政権」が10%、▽「民主党と自民党による大連立政権」が25%、▽「政界再編による新たな枠組みの政権」が44%でした。
さらに、衆議院の解散・総選挙の時期については、▽「できるだけ早く行うべきだ」が20%、▽「今の国会の会期末までには行うべきだ」が14%、▽「年内には行うべきだ」が22%、▽「来年の衆議院の任期満了まで行う必要はない」が34%でした。

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