【東京】政府は7月1日から沖縄県を訪問する中国人観光客に対し、有効期間内なら何度でも使用できる数次査証(ビサ)を発給することを決めた。27日、枝野幸男沖縄担当相が発表し、28日に就任後初めて沖縄を訪問する松本剛明外相が仲井真弘多知事に伝える。政府は、県の要望も反映した沖縄振興の観点からの導入と強調するが、米軍普天間飛行場返還・移設問題で県と政府の溝が埋まらない中、28日の日米合意から1年の節目に初来県する松本外相の「手土産」的側面も否めない。
県は、東日本大震災で落ち込んだ観光需要回復策などとして、中国人観光客への査証の免除(ノービザ)を政府に求めていた。今回の対応はノービザを求める県の要望への満額回答ではないが、仲井真弘多知事は「沖縄観光の振興に大きな追い風になる」と一定の評価をした。
今回発給する数次ビザは、一定以上の経済力を持った中国人観光客が対象。複数回日本を訪れる際、最初の旅行で沖縄を訪問することが発給の条件だ。沖縄を訪問すれば、その後県外に移動することは可能。同ビサを活用し2度、3度目と複数回目の来日時には、沖縄を訪問せずに直接東京など、沖縄以外を訪れることが可能という。
枝野氏は27日の会見で「査証は安全保障上等の問題もあるので、今回は問題ない範囲で沖縄振興に役立つ範囲として整理できた。これにとどまらず、沖縄振興に尽力したい」などと述べた。
英文へ→Okinawa multiple entry visa for Chinese tourists to be approved
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