大飯原発:再稼働、関電が工程表を提出
毎日新聞 2012年04月09日 11時35分(最終更新 04月09日 12時52分)
定期検査で停止中の関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について、関西電力の八木誠社長は9日午前、再稼働の条件となる中長期の安全対策の実施計画(工程表)を枝野幸男経済産業相に提出した。関電は工程表で東京電力福島第1原発のような「過酷事故」の際に現場の対策拠点となる免震事務棟の工事完了時期を従来より1年前倒しして2015年度としたほか、「未定」としていた原子炉内の圧力を下げる際、外部へ出す放射性物質を減らすフィルター付きベント(排気)設備の設置時期も15年度と明示した。